白い壁紙にカレーが直撃!【後半】

その後の結末は

こんにちは。ベストハウジング北千住店のスタッフです。

前回のブログの続きを綴ります。

急いで自宅に帰り、私は運命のスポンジ「激落ちくん」を手に取りました。上司の言葉を信じ、水を少し含ませて、祈るような気持ちでカレーのシミを擦りました。

しかし、現実は甘くありませんでした。表面の油分は少し浮き上がったものの、壁紙の奥深くまで浸透した鮮やかな黄色は全く落ちません。力を入れれば壁紙自体を傷めてしまうし、激落ちくんもボロボロと崩れてしまうし、かといって優しく撫でるだけではびくともしません。ここで痛感したのは、カレーの着色成分ターメリックの恐ろしさです。染料としても使われるその力は、ちょっとやそっとの掃除では太刀打ちできませんでした。

真っ白な壁に戻る奇跡は起きず、私は改めて自分の過失と向き合うことになりました。ここで、住宅に関わることで一つ大切な豆知識を共有したいと思います。賃貸物件にお住まいの方なら一度は不安になる退去時の原状回復費用についてです。いわゆる退去時のクリーニング費用です。今回のようなうっかり(?)こぼした汚れは入居者の過失にあたりますが、実は壁紙(クロス)には耐用年数という考え方があります。国土交通省のガイドラインでは、壁紙の価値は6年で残存価値が1円になるとされています。つまり、6年以上住み続けた後の壁紙であれば、故意や過失で汚してしまったとしても、壁全体の張り替え費用を丸ごと負担する必要はない、というルールがあるのです。

もちろん、だからといって何をしてもいいわけではありません。今回のカレー事件も、退去時には管理会社へ正直に話す必要があります。それが住まいを借りる側のマナーであり、信頼関係の基本です。ただ、過度に怯えて法外な修理費を恐れる必要がないと知っているだけで、心に少し余裕が生まれますよね。

結局、我が家の壁にはうっすらと事件の痕跡が残りました。でも、これを見るたびに上司のアドバイスや住まいのルールを思い出し、少しだけ住宅の知識が深まった自分を苦笑いしながら受け入れています。皆さんも、もし壁にカレーを飛ばしてしまったら、このお話を思い出して頂ければ幸いです…!