Room-finding Manual【草加市・足立区】賃貸・お部屋探しマニュアル!
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結露・カビを防ぐ賃貸物件の選び方|換気・断熱・日当たりを見抜くには

はじめに|結露やカビは住み方だけでなく物件の性能でも決まる
結露やカビは、「換気をサボっているから」「掃除が足りないから」など住む人の管理が行き届かないことが原因とされがちです。しかし実際には、建物そのものの性能も大きく影響しています。
換気や断熱の性能が低い建物では、どれだけ気をつけて生活していても、結露やカビが発生しやすい環境になってしまいます。逆にいえば、物件選びの段階で結露・カビが出にくい部屋を見極められれば、入居した後の悩みをぐっと減らすことができるのです。
この記事では、換気性能・断熱性能・日当たりの3つの観点から、賃貸物件を選ぶときにみるべき具体的なポイントを解説します。これから内見を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
物件の性能と結露・カビ発生の関係は?
結露やカビを防ぐためには、まずそれぞれがどのように発生するのか、そのメカニズムを理解しておくことが大切です。
【結露の原因】窓や壁を隔てた室内外の温度差
結露は、暖かく湿った空気が冷たい壁や窓に触れることで、空気中の水蒸気が水滴に変わる現象です。冬に室内の窓ガラスが白く濡れるのはその典型例で、室内の暖気が冷えた窓の面に触れることで生じます。
室温とその暖気に触れた面の温度差が大きいほど結露は発生しやすく、断熱性能が低い窓・壁・床は結露しやすくなります。
また、壁の内部で結露が起こることもあります。見えない部分であるだけに、気づかないうちに結露が建材を傷めてカビの温床になることもあるのです。
【カビの原因】湿度・温度と栄養源(ホコリ、ゴミなど)
カビが繁殖するには、主に次の3つの条件がそろう必要があります。
・湿度(相対湿度60〜80%以上)
・温度(20〜30℃前後 多くのカビが好む温度帯)
・栄養源(ホコリ、皮脂、食べかす、木材や壁紙など)
結露で生じた水分が窓や壁に残ると、カビにとって格好の繁殖環境が整ってしまいます。
カビの栄養源であるホコリや皮脂などは日常生活の中で必ず発生するもので、完全に取り除くことは困難です。上に挙げた3つの条件の中でも、自分である程度コントロールできる「湿度」と「温度」の2つがカビ対策の中心になります。
賃貸物件の結露・カビ発生は3つの要素が原因
建物や部屋の構造・性能で結露・カビの発生しやすさを左右するのは、主に以下の3つの要素です。
・換気性能(湿気を外に逃がせるかどうか)
・断熱性能(室内外の温度差を小さく保てるかどうか)
・建物の日当たり(立地・隣接環境)(日射による乾燥効果があるかどうか)
この3つの観点で物件を見ることが、結露・カビリスクを事前に見極めるポイントになります。
次の章から、それぞれ詳しく解説していきます。
【換気性能】風通しの良い部屋の見抜き方
湿気は「入れない」だけでなく「出す」ことも重要です。換気性能が高い物件は、室内に湿気がこもりにくく、結露・カビの発生を根本から抑えやすくなります。 ここでは、風通しの良い部屋かどうかをチェックできるポイントを解説します。
24時間換気システムがあるか
2003年以降に建てられた建物には、建築基準法の改正によって24時間換気システムの設置が義務付けられています。1
24時間換気システムは室内の空気を入れ替え続けるもので、ホルムアルデヒドなどの有害な気体だけでなく湿気を排出する効果もあります。
内見時や募集図面で「24時間換気」の記載があるか、実際に換気口が設置されているかを確認しましょう。換気口があっても家具などでふさがれていたり、フィルターが詰まっていたりする物件は、機能が十分に発揮されていない可能性があります。
風の通り道がある間取りになっているか
換気システムに頼らず自然換気でも湿気を逃がせる間取りかどうかも重要なポイントです。風は「入口」と「出口」の2カ所が開いていることで流れが生まれます。
窓が1方向にしかない部屋(一方向採光)は、窓を開けても風が抜けにくく、空気がよどみやすい傾向があります。
画像引用:風通しの良い家を作るには? 間取りと窓の配置に注目!/コスモイニシア
一方、向かい合う2面に窓がある「2面採光」や「対面開口」の間取りは、自然換気の効率が高く、湿気がこもりにくいといえます。
画像引用:風通しの良い家を作るには? 間取りと窓の配置に注目!/コスモイニシア
内見時は窓の配置と数を確認してみましょう。
水回りの換気性能はどうか
浴室・洗面室・トイレは湿気が集中する場所です。浴室に換気扇があるかどうかはもちろん、洗面室やトイレにも換気口や窓があるかをチェックしましょう。
とくに浴室は、乾燥機能付きの換気扇があると湿気対策に効果的です。近年は「浴室に窓は必須ではない」とする考え方が定着しつつあります。換気性能の高い換気扇を適切に運転すれば、窓がなくても十分に湿気対策が可能なのです。
なお、換気扇を使用する際は窓を閉めたほうが空気の流れが安定し、換気効率が高まるケースもあります。
クローゼット・収納は北側外壁に接していないか
クローゼットや押し入れは、湿気がこもりやすくカビの発生源となります。 特に外壁に面した収納内部は、外気の影響で温度が下がり、室内との寒暖差から結露が発生します。この結露の水分によって、内部の湿度が上昇するのです。 とくに北側の外壁は日射が当たらず、1年を通じて壁面の温度は低くなりがちです。 間取りでクローゼットの位置を確認し、北側の外壁と直接接している場合はカビのリスクが高めと判断しましょう。収納内部に換気口があるか、壁面に珪藻土などの調湿素材が使われているかなども、できれば確認したいポイントです。
収納内部の換気口の例)
画像引用:ハウスメーカーの家に住んで10年。梅雨の湿気対策に正解だった間取りの工夫&設備/Esse-online
珪藻土の壁材の例)
画像引用:自然素材100%内装塗り壁材「EM珪藻土」/かたなび
図面から湿気の影響を読み取る
間取り図を見るだけで、湿気のこもりやすさはある程度読み取ることができます。以下のポイントを確認してみてください。
・窓の数と位置
・水回りの集中度
・収納の位置
窓の配置が1面のみの部屋は、換気効率が低いと考えられます。また、浴室・洗面・キッチンが密集している場合、そのエリアは湿気が発生しやすいため、換気扇や換気口が設置されているか・機能しているかは内見時に確認が必要です。
北側・西側の外壁に接したクローゼットや押入れなどの収納があると、内部にカビが発生するリスクは高いでしょう。
さらに、外壁に面した箇所に廊下があるかどうかもポイントです。廊下がある間取りは部屋と外壁の間のクッションとなるため、部屋に冷えが伝わりにくく、湿気が高くなりにくいという特徴があります。
た、また、断熱性能の高さと廊下の有無はあまり差がありません。
【断熱性能】冬に寒くなりにくい部屋の見抜き方
結露対策には断熱が不可欠です。断熱性能が高いと、窓や壁が冷えにくくなります。その結果、室内の空気が冷たい面に触れて水滴(結露)になるのを抑えられるのです。
断熱性能は見た目だけではわかりにくいですが、以下に挙げるポイントを確認することで判断できます。
窓ガラスの種類を確かめる
窓ガラスは、結露しやすさに直接影響する部分です。
古い物件や家賃の安い物件に多く使われている1枚ガラス(シングルガラス)は、断熱性が低く、室外の冷気がそのまま室内側のガラス面を冷やします。そのため、結露が非常に発生しやすいです。
一方で複層ガラス(ペアガラス・トリプルガラス)はガラスの間に空気の層があり、室外の冷気が室内側まで伝わりにくくなっています。窓面の温度が下がりにくいため、結露が発生しにくいというメリットがあります。ただし、まったく起こらないわけではありません。室内の湿度や温度差によっては、結露が生じることもあります。
珪藻土の壁材の例)
画像引用:ペアガラスの結露 二重窓の結露 原因と対策 二重窓とペアガラスの違い/ガラスの生活救急車
内見時にガラスの断面を横から見て、2枚以上重なって見えれば複層ガラスです。
サッシの素材を見る
窓ガラスとセットで確認したいのが、サッシ(窓枠)の素材です。
アルミサッシは耐久性やコスト面で広く普及していますが、熱を伝えやすい素材のため、冬場はサッシ自体が冷えて結露が発生しやすくなります。ガラスとサッシの境目は温度差が生じやすく、水滴がたまりやすいため、結露が発生しやすい箇所です。
一方、樹脂サッシはアルミに比べて熱伝導率が低く、断熱性に優れています。サッシが冷えにくいため、結露しにくいのが特徴です。近年、新築や高性能リノベーション物件では樹脂サッシの採用が増えており、断熱性を重視するなら樹脂サッシかどうかはチェックしたいポイントです。
なお、アルミ樹脂複合サッシはその中間に位置するもので、室内側を樹脂、室外側をアルミにしたタイプです。コストと性能のバランスが取れており、こちらも近年の物件に多く見られます。
築年数で部屋の寒さの感じ方が変わる
建物の断熱基準は、建築年代によって大きく異なります。
日本では、省エネ基準の改正が1980年から2022年まで段階的に行われてきました。
なかでも1999年(平成11年)以降に建てられた物件は「次世代省エネ基準」に対応しており、断熱性能が向上している物件が多くなっています。さらに2000年代以降の物件になると、複層ガラスや断熱材の使用が一般的になりました。
一方で、築年数が古い物件をリノベーションした物件には注意が必要です。内装をきれいに改装していても、窓や断熱材は旧基準のままというケースは少なくありません。「フルリノベーション」と表記されていても、断熱改修まで行っているかどうかは別の問題です。
建物の造りによって寒さや湿度の上がりやすさが違う
建物の構造(工法)によっても、断熱性や湿気のたまりやすさに特徴があります。
RC造(鉄筋コンクリート造)
RC造は気密性が高く、一度暖まると冷めにくいのが特徴です。ただし、まず暖まるまで時間がかかるというデメリットがあります。
また、気密性が高いゆえに室内の湿気が外に逃げにくいため、壁内部での結露(内部結露)が起きやすい面もあります。換気がとくに重要な構造です。
木造
木造は材料自体が湿気を吸放湿する性質を持ち、通気性は比較的良好です。ただ、1階は地面からの湿気の影響を受けやすく、床下や押し入れにカビが発生しやすい場合があります。
鉄骨造
鉄骨造は断熱性能が断熱材の施工品質に大きく依存します。適切な断熱処理が施されていれば問題ありませんが、断熱材が薄い・隙間があるといった施工不良があると、結露のリスクが高まります。
寒くなりにくい部屋は家賃も高めになる
断熱性能の高い物件は、建築コストや改修コストが高いため、同エリア・同条件でも家賃がやや高めに設定されていることが多いです。
逆に、築年数が浅いにもかかわらず周辺相場より明らかに家賃が安い物件は、日当たりの悪さなどの問題を抱えているケースがあります。「なぜこの家賃なのか」を考える視点も、物件選びでは大切です。
家賃の安さだけで判断せず、その理由も確認することで結露・カビのリスクを回避することにつながります。
【建物の日当たり】住む部屋の日当たりと湿気の見抜き方
日当たりは快適さだけでなく、湿度の上がりやすさにも深く関係しています。日照によって室内や外壁が温められることで、湿気は蒸発しやすくなるためです。
物件の周辺環境を確認しておく
物件そのものの向きだけでなく、周辺の環境も日当たりや湿気に大きく影響します。
特に隣接建物との距離は見落とされがちなポイントです。南向きの部屋でも、目の前に高い建物が迫っていれば日照は期待できません。都市部の物件では、地図やストリートビューで周辺の建物の高さと距離感を事前に確認しておくことをおすすめします。
川や水辺が近い立地は、周辺全体の湿度が高くなりやすい環境です。景観はよくても、湿気と結露のリスクが高い点には注意が必要です。
また、低地や埋立地も湿気のリスクが高い立地です。地下水位が高かったり、かつて水田や水路だった土地では、地面からの湿気が建物に上がりやすくなります。ハザードマップ(洪水や土砂災害などのリスクを地図上で確認できる資料)や地図の歴史情報(古地図)を活用して確認するとよいでしょう。
1階には湿気のリスクがあるので注意する
1階の部屋は、地面からの湿気の影響を受けやすい傾向があります。
とくに床下の換気や防湿対策が不十分な場合には、地面の水分が床下を通じて室内に影響し、梅雨〜夏にかけて床や押し入れの湿気が高くなりやすくなります。
また、風通しの悪さも1階の不利な点といえます。周囲の塀や植栽、隣接建物の影響で、地面付近は風が通りにくく、湿った空気が滞留しがちです。
1階の物件を選ぶ場合は、床下換気口の有無や床の素材(防湿処理の有無)、収納の位置、周辺の建物の状況などを確認する必要があります。
部屋の方角だけで日当たりが良いと判断しない
「南向き=日当たり良好」というイメージは広く浸透していますが、方角だけで判断するのは注意が必要です。
南向きでも、隣接する建物が近ければ日陰になります。日照は季節や時間帯によっても変わるため、内見時だけでなく複数の時間帯の日当たりを確認する、あるいは周辺の建物の高さを地図で確認するなど、さまざまな視点から確かめましょう。
一方、北向きの部屋でも、断熱性能が高ければ結露・カビのリスクは十分に軽減できます。複層ガラス・樹脂サッシ・高性能断熱材が揃っていれば、日照による乾燥効果が少なくても、室内温度が安定して快適に過ごせます。
方角は1つの要素に過ぎないため、断熱性や換気のしやすさとの組み合わせで判断しましょう。
結露・カビが出にくい物件とは?
これまでのことをまとめると、結露・カビが発生しにくい物件には次のような特徴が挙げられます。
・ペアガラス・二重窓(内窓)が設置されている
・24時間換気システムがある(かつ正常に稼働している)
・窓が2面以上あり、風の通り道がある
・収納が外壁と直接接していない配置になっている
・建物の周囲に十分な空間があり、日照と通風が確保されている
ただし、1つの条件だけで判断するのは禁物です。たとえばペアガラスがあっても換気が悪ければ湿気はこもりますし、日当たりが良くても断熱性が低ければ結露は起きます。これらの要素を組み合わせ、総合的に判断することが大切です。
部屋の結露・カビを防ぐために内見時に確認したい質問例
物件の性能は、内見で目に見える部分だけではわかりません。管理会社や仲介担当者への質問で、見えない情報を引き出しましょう。以下の質問が参考になります。
「過去の退去時にカビの指摘はありましたか?」
過去の入居者がカビを発生させていた場合、物件自体に湿気のリスクがある可能性があります。退去時の原状回復でカビによるクリーニングや補修が発生していたかどうかは、物件の傾向を知る手がかりです。
「壁や天井に断熱材は入っていますか?」
築年数が古い物件や低価格帯の物件では、断熱材が入っていないケースもあります。また、リノベーション物件では内装を刷新しても断熱材はそのまま、というパターンも多いため、内見時に確認しましょう。
「換気は常時稼働が前提ですか?」
24時間換気システムは、常時稼働させることで効果を発揮します。しかし「電気代がかかるから止めていい」と案内されることもあります。
担当者の回答が曖昧だったり、「問題ない」とだけ言って根拠を示せない場合は、注意が必要なサインかもしれません。
まとめ|結露・カビ発生は物件選びで大きく左右される
結露やカビは、入居後の生活の質を大きく下げるだけでなく、退去時のトラブルや健康被害につながることもあります。そして、その発生しやすさは住み方だけでなく、物件の「換気・断熱・日当たり」という3つの性能に左右されます。
内見時のチェックポイントをまとめると、次のとおりです。
| 確認ポイント | |
|---|---|
| 換気 | 24時間換気の有無、2面採光、水回りの換気扇、収納の位置 |
| 断熱 | 窓ガラスの種類(複層か)、サッシ素材、築年数と断熱基準 |
| 日当たり | 周辺建物との距離、立地(低地・水辺)、方角、断熱(外気の影響を受けにくいか) |
物件探しでは家賃・立地・広さに目が向きがちですが、「結露・カビが出にくい部屋かどうか」という視点を加えることで、入居した後の満足度は大きく変わります。
気になる物件があれば、ぜひこの記事のポイントを参考に、内見前の確認と当日の質問に役立ててください。

