Room-finding Manual【草加市・足立区】賃貸・お部屋探しマニュアル!

初めての賃貸物件探しは誰でも最初は何から手をつけていいかわからないものです。初めてのお部屋探しでも失敗しないためにお部屋探しマニュアルを参考にしてお部屋探しをスタートしてください。

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楽器可・防音室可の賃貸物件の探し方|演奏時間のルールと構造の見方

はじめに

楽器を演奏する方にとって自宅で練習できる楽器可・防音室可のマンションは魅力的ではないでしょうか。

ただし、賃貸情報の物件詳細に「楽器可」「楽器相談可」と記載があっても、好きな楽器を好きな時間に演奏できるというわけではありません。

「楽器可」の表記は、あくまで「貸主が楽器の演奏を認めている」という意味にすぎないのです。

この記事では、楽器を演奏できる賃貸物件の探し方や契約前に確認すべき演奏ルール、防音性を見極める建物構造の見方などを解説します。

自宅で楽器練習ができる物件を探している方は、ぜひ参考にしてください。

楽器を演奏できる賃貸物件は主に3種類

物件情報を見るときは、種類が「楽器可」「楽器相談可」「防音室付き・防音仕様」の3つあることを押さえておきましょう。
3つの違いは、以下の表にまとめました。

種類 意味 演奏条件
楽器可 貸主が楽器の演奏を認めている 楽器の種類・時間帯は物件ごとに異なる
楽器相談可 貸主・管理会社に相談したうえで可否を判断 相談内容によっては不可になる
防音室付き・防音仕様 防音室や遮音設備が設けられている 防音仕様でも24時間演奏可とは限らない

演奏の自由度は「防音室付き・防音仕様 > 楽器可 > 楽器相談可」の順に高い傾向があります。ただし、どのタイプであっても演奏のルールは物件ごとに異なります。

「楽器可」でも演奏できる時間帯とルールの確認は必要

楽器可の物件であっても、契約前には不動産会社や大家に演奏条件を確認する必要があります。特に確認しておきたいのは以下の3つです。

1.演奏できる曜日・時間帯

楽器可の物件でも、「10時から20時まで」「日曜・祝日は演奏不可」のように、時間帯や曜日に制限が設けられている物件は多くあります。

自分の生活と照らし合わせ、以下の点を確認しておきましょう。

● 演奏できる曜日と時間帯(平日・休日で異なる場合もある)
● 1日あたりの演奏時間の上限
● 演奏可能時間

2.楽器の種類・演奏方法の制限

楽器可物件の多くは、「ピアノ・電子ピアノ・弦楽器は可、管楽器・打楽器は不可」のように、楽器の種類を限定しています。自分の楽器は対応しているかどうか、契約する前に必ず確認してください。

あわせて、以下のような条件が付いていないかもチェックしましょう。

● 窓を閉めて演奏する
● 楽器の下には防振マット・防音マットを敷く
● 電子楽器はヘッドホンを使用する
● アンプ・スピーカーは使用しない

物件によっては、条件が楽器可の前提になっている場合もあります。

3.楽器使用料・防音設備利用料など追加費用の有無

楽器可・防音室付きの物件では、以下のような追加費用が発生する場合があります。

● 楽器使用料や防音設備利用料として家賃に一定額が上乗せされる
● 敷金が通常より多く設定される
● 退去時の原状回復について、通常より広い範囲が入居者負担になる特約が付く

とくに敷金や原状回復の特約は、契約書を読んで初めてわかるケースも多いです。追加費用が設定されていないか、契約前に確認しておきましょう。

楽器可・防音室可の賃貸物件を探す方法

楽器可の物件はそもそも数が少ないうえ、条件が物件ごとに違います。
物件を探す前に、以下の3つのステップですすめましょう。

 1. 自分の演奏条件を整理する
 2. 候補を広く集める
 3. 不動産会社へ具体的に伝える

ここでは、それぞれの手順を解説します。

STEP①自分の楽器の種類・演奏時間・頻度を考える

物件を探し始める前に、まずは自分が希望する演奏条件をまとめておきましょう。条件があいまいなまま探すと、契約したあとで思ったように演奏できないことになりかねません。

整理しておきたい内容は、以下の6つです。

● 楽器の種類
● 電子楽器かどうか
● アンプ・スピーカーを使うか
● 演奏する曜日・時間帯
● 1回の練習時間と頻度
● 後付けの防音室を使いたいか

なお、電子ピアノをヘッドホンで弾く場合も完全に無音ではありません。鍵盤を叩く音やペダルを踏む振動は、ヘッドホンをしても床に伝わります。 音量を調節できる電子楽器であっても、階下への振動対策は必要なのです。

STEP②ポータルサイトでは「楽器可」「楽器相談可」で絞り込む

演奏条件を整理できたら、賃貸ポータルサイトで候補を集めましょう。検索条件にある「楽器可」「楽器相談可」で絞り込めます。

画像出典:ベストハウジング 賃貸物件検索

楽器を演奏できる物件はそもそも該当数が少ないため、最初から条件を狭めると、候補がほとんど残らない可能性があります。まずは候補を広く拾い、あとから条件を照らし合わせていく進め方がおすすめです。

また、楽器可・楽器相談可の物件の取り扱いに特化したポータルサイトもあります。

ただし、ポータルサイトの検索条件だけでは、「20時まで」「ピアノのみ」といった細かな条件まではわからない場合もあります。演奏条件の確認は、不動産会社へ問い合わせるのが確実です。

STEP③不動産会社に演奏条件を具体的に伝える

候補の物件が見つかったら、不動産会社へ問い合わせます。このとき、「楽器を弾きたい」とだけ伝えるのでは不十分です。楽器の種類・演奏する時間帯・1回の練習時間・アンプの使用有無まで、具体的に伝えましょう。

たとえば、以下のように伝えると、担当者も条件に合う物件を探しやすくなります。

「トランペットを平日は19時から21時まで、休日は昼間に1〜2時間練習したいです。防音室の後付けも検討しています。この条件で演奏できる物件はありますか?」

条件を具体的に伝えておけば、担当者が管理会社へ演奏可否を確認するときも、話が早く進みます。遠慮せずに希望を伝えましょう。

建物の防音性は構造と壁・床・窓をみる

楽器可・楽器相談可物件であっても、建物の防音性が高いとは限りません。演奏時の条件だけ定めて、防音対策は入居者まかせになっている物件もあります。

建物の防音性が低ければ、隣戸に迷惑をかけるだけでなく近隣の住宅からも苦情が出る可能性があるため、入居前の見極めは大切です。

建物の防音性をみるポイントは「構造」「壁・床・窓」です。ここでは、それぞれの見方を解説します。

建物の構造はRC造・SRC造を選ぶ

部屋で楽器を演奏するなら、建物の構造はRC造(鉄筋コンクリート造)かSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)を選びましょう。

コンクリートは重く密度が高いため、弦楽器や管楽器の音、歌声などを遮りやすいです。また、木造や軽量鉄骨造と比べてピアノの打鍵や打楽器による振動も伝わりにくい傾向にあります。

ただし、RC造やSRC造なら演奏音や振動を完全に防げるわけではありません。窓や換気口から音が漏れる場合もあるうえ、振動は床や壁などを通じて周囲の住戸へ伝わることがあります。そのため、建物構造だけでなく、窓や床・壁などの仕様もあわせて確認することが大切です。

壁・床・窓と換気口を確認する

構造とあわせて注意したいのが、部屋の壁・床・窓と換気口の仕様です。

とくに確認したいのは、隣戸との境になる壁(戸境壁)の工法です。
RC造であっても、コンクリートの壁に接着剤で石膏ボードを直接貼り付ける「GL工法」が使われている場合は避けたほうが無難です。GL工法で施工されていると、壁と石膏ボードの間に生じた空気層で音が響きやすくなります。

内見時に壁を軽くたたいて空洞のような音がするなら、GL工法の可能性があります。ただし、たたいた音だけで工法を断定はできないため、気になる場合は仲介会社を通じて管理会社へ確認しましょう。

床は、ピアノの打鍵やペダル操作、椅子の移動による振動が伝わりやすい部分です。床が薄い、歩くと沈む、足音が響くといった物件では、階下への振動が心配です。

床材はカーペットや遮音性のあるフローリングが望ましく、高い防音性を求めるなら床下のコンクリートの厚み(スラブ厚)は200㎜以上は欲しいところです。床材やスラブ厚については、不動産会社にたずねてみましょう。

上下階に響きにくい床材やコンクリートの厚み(スラブ厚)について、くわしくは以下の記事も参考にしてください。 参考記事:上下階の生活音が響きにくい賃貸物件の選び方:床材・スラブ厚の確認ポイント

窓・換気口

窓は、空気を伝わる音がもっとも出入りしやすい箇所です。防音性を確認するときは、ガラスが1枚か2枚かだけで判断しないようにしましょう。

ペアガラス(複層ガラス)は、2枚のガラスの間に空気層を設けたもので、主に断熱性を高めるための仕様です。2枚のガラスを使っていても、ガラスの厚さや組み合わせによっては、1枚のガラスより遮音性が高くなるとは限りません。

音漏れを抑えたい場合は、既存の窓の内側にもう一つ窓を設ける二重サッシ(内窓)や、防音性能を考慮したガラスが使われているかを確認しましょう。

また、演奏する部屋の窓が道路側やベランダ側に面している場合は、窓を閉めた状態で外の音がどの程度聞こえるかを内見時に確認しておきましょう。外の音が入りやすい窓は、演奏音も外へ出やすい窓です。

また、見落としやすいのが壁に付いている換気口(給気口)です。換気口は外とつながっているため、ここから演奏音が外へ出たり、外の音が入ってきたりします。

換気口の位置が隣家や隣室の窓・ベランダに近くないかと、閉じられるタイプかどうかを確認しておきましょう。ただし、換気口を常時ふさぐと結露やカビの原因になるため、演奏中だけ閉じるなどの対策が必要です。

周辺環境の騒音の出入りしやすさを内見で確認する方法は、以下の記事も参考にしてください。
参考記事:騒音の少ない賃貸物件の選び方|内見で確認すべき道路・線路・近隣環境のポイント

賃貸に後付け防音室を置くなら確認したい5つのポイント

楽器可の物件でも、音漏れを抑えるためにユニット型防音室の設置を検討する場合があります。ただし、防音室を設置すれば演奏音や振動を完全に防げるとは限りません。製品の遮音性能や設置環境、演奏する楽器によっては、周囲に音や振動が伝わる可能性もあるので注意が必要です。

画像出典:ユニット防音室 2.0畳、2.5畳/ヤマハ

また、工事不要の防音室を家具と同じように自己判断で設置するのはやめましょう。後付けできるユニット型の防音室は数百kgの重量があり、床への負担や搬入経路の問題も伴うためです。

賃貸物件に後付けの防音室を置くなら、契約前に以下の5つを確認しておきましょう。

● 管理会社の許可
● 防音室の重量
● 設置するスペースと搬入経路
● エアコン・換気・消防設備の設置
● 原状回復や撤去方法

詳しい内容は以下で解説します。

①管理会社の許可

「楽器可」の物件でも、防音室の設置は別途相談が必要な場合があります。物件探しの段階で「防音室を後付けしたい」と伝えておくと、設置可能な物件に絞って紹介してもらえます。

②防音室の重量

また、防音室と楽器を合わせた重量に部屋の床が耐えられるかもポイントです。

ユニット型防音室の重量は、メーカーやサイズ、遮音性能によって異なりますが、最小の0.8畳タイプでも100kg以上、1〜2畳タイプでは200〜500kg程度になる製品もあります。

重量は自己判断せず、防音室メーカーと管理会社の双方に、設置予定の床が重量に耐えられるかを確認してください。

③設置するスペースと搬入経路

ユニット型防音室は、本体の寸法だけ空いていれば設置できるわけではありません。防音室を建物の壁や天井に接触させないよう、周囲に隙間を空ける必要があります。

壁からの距離、天井までの高さ、換気扇やエアコンの取り付け面に必要な余裕は、メーカーごとに条件が決まっています。

また、防音室のパネルは設置する部屋まで運び込む必要があるため、搬入経路の確認・確保も欠かせません。以下に挙げる幅・奥行・天井高などの寸法は、事前に測っておきましょう。

● 室内寸法(幅・奥行き・天井高)
● 玄関の幅と高さ
● 廊下の幅と曲がり角
● 階段の幅と踊り場
● エレベーターの扉と内部の寸法

なお、搬入経路の確保を設置条件としている防音室メーカーもあります。

④エアコン・換気・消防設備の設置

防音室は密閉性が高いため、夏場は特に、内部にこもった熱と湿気で長時間練習を続けるのが難しい環境になります。長時間練習するなら、防音室にエアコンや換気扇・換気ダクトを設置できるか確認しておきましょう。

エアコンを取り付けるには、部屋の壁から配管を通す経路や室外機の置き場所も必要です。

また、賃貸物件の天井には火災感知器(住宅用火災警報器)が設置されています。防音室を置くと感知器が覆われる場合があり、設置場所によっては防音室内に感知器の追加が必要になるケースもあります。

消防設備との関係は、管理会社と防音室メーカーの両方に確認してください。

⑤原状回復や撤去方法

ユニット型防音室は工事不要とはいえ、数百kgの重量が長期間かかれば、床の沈みやへこみが生じる可能性があります。また、退去時には防音室を解体して搬出する手間と費用がかかります。

契約前に、以下の点を貸主・管理会社と取り決めておきましょう。

● 床や壁への固定を行うか(固定する場合は原状回復の範囲)
● 床のへこみや傷が生じた場合の負担はどちらか
● 退去時の撤去方法と、撤去費用の負担はどちらか

取り決めた内容を契約書や特約に明記しておけば、退去時のトラブルを防げます。

楽器可・防音室可物件を内見・契約前に確認したいチェックポイント

楽器可物件の内見では、一般的な物件とは別のチェックポイントがあります。
ここでは、ここまで解説した内容を「内見で見るところ」「不動産会社・管理会社へ聞くこと」の2つに分けて整理しました。

内見チェックリスト

内見では、以下の7項目を確認しましょう。

確認項目 見るポイント
演奏予定の部屋と隣戸の位置関係 隣戸の居室と壁一枚で接していないか。角部屋か
歩いて沈まないか。足音が響かないか
単板ガラスか複層ガラスか。閉めた状態で外の音がどの程度聞こえるか
換気口 位置はどこか。閉じられるタイプか
戸境壁 軽くたたいて空洞のような音がしないか(GL工法の可能性)
防音室の設置スペース 設置予定場所の寸法と、壁・天井との隙間(設置を考えている場合)
搬入経路 玄関・廊下・階段・エレベーターの寸法(防音室・大型楽器の設置を考えている場合)

不動産会社・管理会社への質問チェックリスト

内見時や問い合わせ時には、以下の7項目を質問しましょう。

質問項目 質問例
演奏できる楽器 「〇〇(自分の楽器)は演奏できますか?」
時間帯・曜日 「演奏できる曜日と時間帯を教えてください」
アンプなどの使用 「アンプやスピーカーは使えますか?」
防音室の設置可否 「ユニット型の防音室を後付けできますか?」
必要な防音・防振対策 「マットの設置やヘッドホン使用など、条件はありますか?」
追加費用 「楽器使用料や敷金の積み増し、原状回復の特約はありますか?」
契約書・特約の内容 「演奏条件は契約書のどこに記載されますか?事前に見せてもらえますか?」

楽器可物件が見つからないときの対処法

条件に合う楽器可の物件が見つからないときは、以下の3つの方法を試してみてください。

● 希望エリアを少し広げる
● 防音室を後付けできる物件を探す
● 音楽スタジオが付近にある物件を検討する

最寄り駅の隣の駅や、路線をひとつ変えるだけで候補が増える場合があります。特に音楽大学の付近にある物件では、学生が入居しているため、「おたがいさま」の精神で騒音に関してクレームがつきにくいでしょう。

また「楽器可」の表記がなくても、貸主の許可があればユニット型防音室を設置できる物件はあります。

防音室の設置も難しければ、自宅での練習はあきらめて近くの音楽スタジオやレンタル練習室を使う、というのも現実的な選択肢です。

特に、楽器可物件でも不可になるケースが多いドラムなどの打楽器や管楽器、エレキギターなどは、はじめからスタジオを借りる前提で物件探しをすすめた方がスムーズな可能性があります。

まとめ|楽器可物件は演奏条件と防音性能を確認して選ぼう

楽器を演奏できる賃貸物件には、「楽器可」「楽器相談可」「防音室付き・防音仕様」の3タイプがあります。ただし、どのタイプでも演奏できる楽器や時間帯は物件ごとに異なり、「楽器可」の表記だけでは防音性能まではわかりません。

物件を探すときは、自分の演奏条件を整理したうえで候補を広く集め、不動産会社へ具体的に伝えましょう。契約前には、演奏できる曜日・時間帯・楽器の種類・追加費用を、口頭だけでなく契約書や特約の文面で確認してください。

安心して楽器の練習ができるお部屋探しは、演奏条件と建物の防音性を確かめるところから始まっています。

草加市・足立区エリアで楽器を演奏できる賃貸物件をお探しなら、ベストハウジングまでご相談ください。楽器の種類や演奏したい時間帯をお聞かせいただければ、条件に合う物件をご提案します。

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